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エディタを使ってみよう ~Vim編~

最近、MacのノートPCを購入しました。ターミナルを使う機会も増えたので、エディタとして有名なVimEmacsについて簡単に使い方を解説したいと思います。まずはVimについてです。


Vimとは?

Vimは多くのUnix系OSで使われているテキストエディタです。viというエディタを拡張したもので、Emacsに並んでよく使われています。

基本操作

起動
vim

または

vi


ファイル名を指定して編集(ない場合は新たに作成)する

vi ファイル名

このような画面が開きます。

f:id:iwamula:20150217231811p:plain
この状態から文字を入力しようとすると、何やらよく分からないメッセージが出てきたりします。これはコマンドモードといって、vimの操作を行うためのコマンドを入力するモードになっているからです。

テキストの編集

'a'キーを押すと、入力モード(挿入)になります。カーソルの次の文字から編集を行うことができます。
f:id:iwamula:20150217235433p:plain


また、

  • 'i'でカーソル位置
  • 'A'で行頭
  • 'I'で行末(大文字のi)

から入力を行うことができます。

保存・終了

入力モードでは、'ESC'キーを押すことでコマンドモードに戻ることができます。

Vimを終了したいときは、コマンドモード

:q

と入力します。内容を保存せずに終了したいときは

:q!

と入力します。

:w

と入力すると内容を保存します。また、

:wq

で保存して終了します。


保存時にファイル名を付けることができます。
f:id:iwamula:20150218000033p:plain

便利な操作

コマンドモードでは便利な操作を行うことのできるショートカットキーを使うことができます。よく使うキーを挙げます。

キー入力 操作
カーソルキー 現在のカーソルを移動
'0' 行頭に戻る
'$' 行末に進む
'gg' ファイル先頭に戻る
'G' ファイル末尾に進む
'5 yy' カーソルから5行をコピー
'p' コピーした内容を貼り付け
'/abc' カーソルから下の'abc'という文字列を検索
'?abc' カーソルから上の'abc'という文字列を検索
'n' 次の文字列を検索
'N' 前の文字列を検索
'u' 操作を戻す
'Ctrl+R' 操作をやり直す


他にも様々なキーがあります。また、Vimはカスタマイズ性も高いので、慣れてきたら是非カスタマイズしてみてください。